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JAかみつが日記

自慢のラジコンボートでスマ-ト農業

2021-04-14
 鹿沼市粟野地区の水田で4月9日、地区内外の水稲農家が集まり、除草剤散布用無線操縦ボートの試運転会を行いました。参加者はそれぞれ自作のボートを持ち寄り、稲作の繁忙期に向け、機体のバランス、耐久性や操作性などの調整をしました。会には農薬メーカーも参加し、生産者がどのようなボートを使って散布するのか注目。参加者は互いのボートの性能などを紹介し、制作におけるコツやこだわりなどを話し情報共有、意見交換を行いました。

 試運転会は3年前から同地区で株式会社農業生産法人ワタナベを経営する渡邉宏幸さんが開催しています。渡邉さんは、農作業の省力化を目指し独学でボートを制作。渡邉さんの自作ボートに興味をもった農家もボートを自作し、除草剤を散布するようになりました。初めて走行会を行ったときよりもボートをもつ生産者が年々増えています。


 試運転後は、農薬メーカーから、商品紹介、効果的、効率的な除草剤の散布などの説明が行われ、参加者は収量や品質向上に向け熱心に耳を傾けていました。


昨年からボートを使用して除草散布を始めたという参加者は「渡邉さんの記事を見た時に興味を持ち、動画を見ながら独学で作った。今まで田んぼに入って行っていた大変な作業が、簡単に楽しくできるようになったので」と話します。


渡邉さんは「米の生産が厳しい状況ではあるが、各関係機関と連携を取り、情報共有に努めて、今年の水稲生産を行っていきたい」と意気込みます。

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