JAかみつが日記
梨花粉採取を改めて学ぶ
2024-03-14
JAかみつが梨部は3月7日、鹿沼市の同部員宅で「令和5年度花粉採取検討会」を開きました。
中国で火傷病の発生により、中国産の花粉や苗木の輸入を停止するという政策を受け、同部でも6割以上の部員が輸入花粉をしている状況で、花粉確保が必要なことから、今回初めて開催となりました。
花粉を何年も自家採取していなかった部員や、今年から初めて採取する部員向けに招集をかけ、上都賀農業振興事務所担当者が花粉採取の方法を実演しました。
実演では、同振興事務所が用意した花(剪定枝の切枝に温度をかけて早く咲かせた花)で、蕾を採って「葯採取機」や「葯精選機」、「開葯器」を使用し、花粉を採取する方法を説明。また粗花粉から純花粉にする精製方法についても、石松子を花粉に見立て、「花粉精製機」と「有機溶媒(ヘキサン)」を使った場合の実演も行われました。
今回初めて自家採取するという部員は「実演を見て手間がかかっているのを感じた。上手く採取して、しっかりと授粉につなげていきたい」と話しました。